パッケージ管理
パッケージは、 (コンパイル言語であればコンパイル済みの)バイナリとドキュメント、 インストールスクリプトなどをひとまとめにしたアーカイブです。
各 distro は、パッケージの集合体と定義されます。 debian を例にとれば、 標準インストール状態の debian は約1000個のパッケージがインストールされた Unix 互換 OS です。
アーカイブの作成方法(一つのアーカイブに何をどこまで含めるか?)はプロジェクトによって異なります。 ライセンスに対する意識(フリーソフトウエア運動との距離感)も様々です。 そして命名方法も少しずつ異なっているので、 パッケージ管理ツールで検索するか、(たいていは) google して探します;-)
パッケージ管理ソフトウエア
apt
apt は debian 系 distro のパッケージ管理システムです。
アーカイブには .deb という拡張子が使われています
yum/dnf
yum は redhat 系 distro のパッケージ管理システムです。 後継の dnf へ変更されつつあります。 いまは、その端境期ですが、最終的に、いつ yum が消えるのかは不明…
アーカイブには .rpm (rpm = redhat package manager)という拡張子が使われています
pacman
Arch Linux (日本語)のパッケージマネージャ。 pacman を使っていなくても、 設定ファイルの書き方とか分からないときに意外と重宝する Arch Linux です。 Arch Linux の wiki いろいろ詳しく書いてあるし、いろいろまとまっていて便利
Portage
Gentoo Linuxは、 BSD Unix のパッケージ管理(ports, pkgsrc)に似ていて、 ソースコードからコンパイルするスタイルのパッケージシステムです。
Chromebook は Gentoo Linux を元にビルドしているそうです
リファレンス
distro 一覧は distro 解説ページの リファレンス を参照してください