dockerネットワークの操作
本節でも、仮想ネットワーク os を例とします
この構築ガイドでは、 dockerで新たに仮想ネットワーク os を作成し、 コンテナを仮想ネットワーク os に接続しています。 デフォルトの仮想ネットワークでもコンテナは利用可能ですが、 デフォルトではなく、 別途ユーザ専用の仮想ネットワークを作成・利用がdocker社の推奨する使い方です。 また、 ユーザ定義の仮想ネットワークにしないと名前解決が大変なので、 これが推奨です
docker network create ネットワーク名
新たにユーザ定義ネットワークを作成します
docker network create --driver=bridge --subnet=172.30.0.0/16 --ip-range=172.30.0.0/24 --gateway=172.30.0.1 os
が実行されています。
--subnet
は利用したいネットワークアドレス、
--gateway
がそのネットワークのデフォルトルートです。
いちおう--ip-range
をつけていますが--ip-range
は必須ではありません
スクリプトでは明示的に 172.30/16 を指定しましたが、 アドレスにこだわりがないなら、 ネットワークの作成は単に
docker network create os
と実行してもかまいません。 IPアドレスはdockerが適当に割り当てます (プライベートアドレス空間172.16.0.0/12の中から、 /16 単位で利用していないネットワークを小さい順に割り当てていくはずです)
docker network rm ネットワーク名
ユーザ定義ネットワークを削除します
docker network rm os
ちなみに docker がデフォルトで作成する3つのネットワークは削除できません
docker network ls
ネットワーク一覧を表示します。 デフォルトの3つに加え、 ユーザが作成したネットワークが表示されることを確認してください
docket network inspect ネットワーク名
ネットワークの詳細を表示します
docker network inspect os